ステロイド外用剤を使っても在胎不当過小児や低出生体重児は増加しない

 デンマークで、ステロイド外用剤を使用した妊婦60,497人と使用していない妊婦241,986人を調べた。

 ステロイド外用剤を使用した妊婦60,497人中5,678人(9.4%)の胎児が在胎不当過小児であったのに対し、使用しなかった妊婦では241,986人中22,634人(9.4%)であった。

 ステロイド外用剤を使用した妊婦で、2,006人(3.3%)が低出生体重児であったのに対して、使用しなかった妊婦では8,675人(3.6%)であった。

 強力なステロイド外用剤を多く使用した場合でも、在胎不当過小児や低出生体重児の危険性は上昇しなかった。

 

JAMA Dermatol. 2021;157(7):788-795